我が家のお稲荷さま。(7)

我が家のお稲荷さま。〈7〉 (電撃文庫)

我が家のお稲荷さま。〈7〉 (電撃文庫)

 いやあ、面白かった。
 このシリーズは、一話一話が短く、ささっと手軽に読めることで、かなり気に入っていたシリーズなのですが、5巻あたりからちょっとダラダラし始めていましたし、一年ぶりの刊行ということもあって、買うか買わないか悩んでいたのですが、買って正解でした。
 この巻は、電撃hpに掲載された短編に、書き下ろしが加わった短編連作型だったのですが、登場キャラの何気ない一日を書いているだけなのに、まさか腹を抱えて笑えるとは思ってもみませんでした。貧乏神や佐倉さんメインの話も良かったですが、一番良かったのは、昇とクーが旅館に行く話ですね。いやあ、クーのキャラがあんなに良かったとは。終始、ニヤニヤ笑いが止まりませんでした。
 ところで、今度、このシリーズがアニメ化されるようですが、話数から考えると1クールだけなのでしょうか。うーん、刊行期間に空きがありますし、シリーズとしても人気がピークを迎えているわけではないので、どうしてアニメ化されるのか分かりませんが、購読者が増えて、次は続きが早く出てくれるといいなあ。