魔銃使いZELO

魔銃使いZELO (富士見ファンタジア文庫)

魔銃使いZELO (富士見ファンタジア文庫)

 天華無敵!シリーズでデビューしたひびき遊氏の新シリーズ。
 主人公が自分の置かれている状況を長々と説明する台詞、そして「ええええ!」や「ど、どうしよう!」と頻繁に使われる叫び。正直、読んでてイライラします。うーん、天華無敵!でも、薄々感じていたことですが、やはり、ひびき氏の文体は僕の肌に合わないみたいです。
 物語の流れは、地下世界に連れられてこられた少女が、「鎖乙女」として必死に生きていこうとする姿を描いたもので、天華無敵!とほぼ同じです。キャラも、
 天華→卯月
 アル→ゼロ
 G→ファング
と、あまり変わり映えしないですし、作者に終了したばかりの作品と似たものを書かせるなんて、富士見ファンタジアは本当にこの本を売るつもりがあるのか疑問に思います。
 でも、出版したという事は、なにかしらの売りがあるはずでしょうし、天華無敵!では三巻以降に話を持ち直したので、次巻は様子を見てから買おうと思います。