2006年上半期ライトノベルサイト杯

 試験用を経て、いよいよ2006年上半期ライトノベルサイト杯が始まりました。2006年の1月から6月までに発売されたライトノベルの中から、自分のお気に入りを紹介して盛り上がろうという企画。詳しい話は、主催のid:kim-peace氏のブログをご覧いただければ分かると思います。それでは、早速やってみます。


 1.【06上期ラノベ投票/4840115036】
 2.【06上期ラノベ投票/4829117958】
 3.【06上期ラノベ投票/4840234515】
 4.【06上期ラノベ投票/4757725981】
 5.【06上期ラノベ投票/4840233063】


侵略する少女と嘘の庭 (MF文庫J)

侵略する少女と嘘の庭 (MF文庫J)


 電撃中心の自分がこの一冊に出会えたのは本当に僥倖でした。りあという魅力的なヒロインと、この物語独特の雰囲気が最高でした! 牧生とりあの関係は一体どうなるんだ? と最後まで不安に思いながら読んでいました。 甘酸っぱい展開だけが青春じゃない! 文句なしの名作です。




 ジローやケインといった吸血鬼から見れば何の力も持たないミミコが、一人奮闘する姿に心震えた巻でした。登場人物たちの相関図を説明すると話が地味になりがちなのに、第二部の始まりで、これだけ熱い話が書けるあざの氏は凄い!



狼と香辛料 (2) (電撃文庫)

狼と香辛料 (2) (電撃文庫)


 一巻とどちらにしようかと迷いましたが、ホロがより魅力を増したという点で二巻の方を選びました。ホロとロレンスの掛け合いと、ロレンスの視点から伝わってくる二人の信頼関係が素晴らしかった。



学校の階段 (ファミ通文庫)

学校の階段 (ファミ通文庫)


 「そこに山があるから」と語ったジョージ・マロリーのように、他人には説明しにくい衝動が、人にはあることを描いた物語。他人の迷惑になると分かっていても、階段を走り続ける主人公達の姿が熱かった。物語のラストで自分のやりたいことを見つけた主人公の台詞が最高!




 これで良かったんだと笑う裕一の台詞に尽きる巻。裕一と里香は、これからもこうやって生きていくのだろうなあとしみじみしながら読んでいました。長い間、読み続けた物語が終わるというのは、非常に残念なことですが、こういうラストで本当に良かった。



 とまあ、こんな感じです。ライトノベルの刊行数も増えているようなので、どんな結果が出るか非常に楽しみです。