リリアとトレイズ(4)
リリアとトレイズ〈4〉イクストーヴァの一番長い日〈下〉 (電撃文庫)
- 作者: 時雨沢恵一,黒星紅白
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: 文庫
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面白い! 実に面白い! リリアとトレイズを通して、日常の中に起こった事件をおっているだけなのに、こんなに面白く感じるのは、主人公のリリアとトレイズだけでなく、脇役の面々、そして敵役のキャラも皆生きてるからなんだと思います。
リリアは、納得がいかないことがあれば、それが誰であろうとちゃんと意見しますし、トレイズは自分にできることを必死にやっています。敵役だって、復讐のために全力を尽くしています。
アリソンシリーズの時もそうでしたが、アリソンはヴィルに告白しようと頑張っていましたし、ヴィルはアリソンとの冒険を楽しんでいました。
このシリーズに登場してくるキャラは、自分のやりたい事をやっているだけですが、だからこそ強い生命力を感じるような気がします。
凄く単純なことなんでしょうけど、登場するキャラが物語の中で生きていると感じられることが、小説に一番大事な要素なんじゃないでしょうか?
次の巻も楽しみです!