青葉くんとウチュウ・ジン2

 第一回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞作の2作目。

 前作同様、4つの短編が1つの時間軸で書かれています。前の章で掲示されたネタを後の章できちんと回収していて、きちんとまとまっている作品なのですが、正直物足りない。

 青葉くんとウチュウ・ジンという題名の通り、主人公である青葉の周辺に多くの宇宙人が登場するのですが、その登場人物達があまり魅力的に感じないのが原因だと思います。さらに言えば、今巻では主要人物達にも魅力を感じなくなってしまったので、凄く残念です。
 ところどころニヤけてしまう部分もあって、決して面白くないとは言い切れないのですが、面白いかと問われたら首を縦に振る事は難しいです。

 3巻が出るかわかりませんが3巻で化ける事がなかったら、その後は様子見にまわろうと思います。