ディスパレイト!コンプ

 榊一郎氏の新シリーズが出たと、期待して読み始めたものの、正直微妙だったなあ。
 この巻は、主人公のトルクが初めて軍人としてではなく、個人として行動をおこす「転」の部分で終わってしまっているので、この一冊だけでは感想が書き難いのですが、物語の進行速度が遅く、登場人物たちに魅力を感じることはなかったですし、続きが今すぐ読みたいと思えるほどの作品ではありませんでした。
 新人の作家さんなら、次は様子見するところですが、書き手が榊さんなので次も買ってみようと思います。