BURAIなやつら

BURAIなやつら ~流浪の王女~ (ルルル文庫)

BURAIなやつら ~流浪の王女~ (ルルル文庫)

 第一回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門<期待賞>受賞作。
 「BURAIなやつら」というタイトルを見た時は、もっとテンポが良くて、コメディ風のファンタジーを想像していたのですが、これはあんまり面白くなかったなあ。
 確かに人数が増えてくるにつれて、テンポも上がってきましたが、主人公であるルティアナたちが好き勝手に行動しているだけで、彼女たちにとって都合のよいように物語がどんどん進んでいってしまうので、なんかコメディというよりただの軽い話になってしまっていると思います。
 ラストも国を奪回せずに、俺たちの戦いはこれからだ! という感じで終わってしまっているのが一番残念でした。
 続きが出るみたいですが、とりあえず次回は様子見することにします。