ドリームノッカー

ドリームノッカー―チョコの奇妙な文化祭 (電撃文庫)

ドリームノッカー―チョコの奇妙な文化祭 (電撃文庫)

 学園祭を間近に控えたある日、演劇部に長年伝わる芝居「トイボックス」の練習中にちょこの携帯電話に不振な電話がかかってきた。
 「早く私を見つけて」
 突然のトラブルに芝居は中断され、部長はちょこに事件を解決するように依頼する。最初は部長の依頼に戸惑っていたものの、ちょこは友人達の助力を得て、事件解決の糸口を見つけるが――


 表紙を見た瞬間、百合っぽくて嫌だなあ、と思いましたが御影という名前につられて購入。でも、御影瑛路とはまったくの別人でした。うーん、騙された。同じ文庫で似てる名前とか紛らわしい。
 物語の方ですが、最初は謎解きをして、きちんと事件を解決していたのに、中盤で突然の路線変更。40年前、5年前、現在と、3つの時間軸をうまく絡ませながら事件を解決していくのか、と思っていたら、最後は……。うーん、ネタばれになるので言及しませんが、なんか反則技を使われた気分です。これでは、夢オチとほとんど変わらないような気がします。