伝説の勇者の伝説(10)

伝説の勇者の伝説10 孤軍奮闘の王様 (富士見ファンタジア文庫)

伝説の勇者の伝説10 孤軍奮闘の王様 (富士見ファンタジア文庫)

 半年振りに発売された伝勇伝本編の新刊。
 前巻の最後に登場していたとはいえ、新キャラの正体があっさりと明かされ過ぎて、驚くよりも拍子抜けしてしまいました。まさか短編集の書き下ろしで既に登場済みだったとか、そういうオチ?
 物語の方は進展があったというより、謎がより深まった感じ。どうも鏡氏は伏線を張り過ぎる傾向があるような気がします。
 今までずっと読んできましたが、そろそろ切る時期が来たのかもしれない。後書きによると、短編集で登場させてきたキャラを11巻以降に次々と登場させるそうなので、短編集を買っていない僕はついていけそうにありません。
 短編集に登場していたキャラが、何の前触れもなく本編に登場する小説を何冊か見てきた事がありますが、作者自らが後書きで告知したことは初めての事。好きな作者さんなのに、本当に残念です。