リリアとトレイズ(3)
リリアとトレイズ〈3〉イクストーヴァの一番長い日〈上〉 (電撃文庫)
- 作者: 時雨沢恵一,黒星紅白
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 文庫
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自分の日記を読み直して見ると、「先の展開が読めなくて面白い」等のコメントが結構多いような気がしますが、先の展開が読める作品でも十分面白い作品はあると思います。そう、例えば今巻のように。
アリソンシリーズを読んでいた人にはトラヴァス少佐の一言で、もしやと思わせる場面がありましたし、読者に対して徐々に情報を流していくタイミングは絶妙といった感じでした。
いやあ、本当に分かりやすいし、面白い!
旅行気分のリリアと、正体を明かそうか迷っているトレイズの噛み合わない会話も面白かったですし、そんな二人が日常から事件に巻き込まれていく様子も良かったですし、満足満足な作品でした。
ただトレイズはリリアに自分の正体を告げるのか、それとも告げないまま終わってしまうのか、これだけはどうなってしまうのか予想がつかないので、早く5月になって欲しいと思います。